両社は、Factorialの全固体電池プラットフォーム「FEST」がSK Onの生産環境内で検証可能かどうか、また既存のリチウムイオン電池製造ラインでの活用に適しているかを試験する。
Factorial EnergyとSK Onは、Factorialの全固体電池プラットフォーム「FEST」がSK Onの生産環境内で検証・製造可能かどうかを評価するため、法的拘束力のない了解覚書を締結した。今回の協業は、新たな専用工場を一から建設するのではなく、既存のリチウムイオン電池インフラを全固体電池の生産に転用する技術的実現性と商業化の可能性を検証することを目的とする。SK Onは、自社の既存電池工場が同技術の開発・生産を支えられるかを評価し、Factorialは確立済みの製造プロセスを活用して量産拡大に要する時間とコストの削減を目指す。全固体電池は、より高いエネルギー密度と安全性向上の可能性から業界の関心を集めている一方、量産には依然として大きな課題を抱えている。ジョージア州コマースで22 GWhの工場を運営し、テネシー州の工場や合弁施設を含め北米の生産能力を約100 GWhへ拡大中のSK Onは、今回の提携が生産体制の準備状況の評価に役立つとした。同社は2029年までの全固体電池商業化を目標としており、Solid Powerとも提携している。Mercedes-Benz、Stellantis、Hyundai Motor-Kiaと協業するFactorialは、早ければ来年の商業化を目指している。