今回の買収は4月8日のBloomberg PORT Enterpriseとの統合に続く動きで、44,000超のプライベートファンドにまたがるCanoeのAI活用文書処理機能を取り込む。
ブルームバーグLPは、機関投資家やウェルスマネジャー、ファミリーオフィス向けにプライベート市場データの収集を自動化するAI主導型プラットフォームのCanoe Intelligenceを買収する。記事では同市場の規模を15兆〜22兆ドルと見積もっており、ブルームバーグは同分野での展開を拡大する。2018年創業でニューヨークに本社を置くCanoeは、プライベート市場の文書からデータを抽出・整理・提供しており、44,000超のプライベートファンドにわたり月間約150万件の文書を処理している。顧客基盤には、総額11兆ドル超の資産を運用する500超の機関が含まれる。今回の買収は既存の提携関係を土台とする。ブルームバーグは4月8日、公開資産と非公開資産の双方にまたがるポートフォリオ分析向けのデータフローを自動化するため、Canoeの技術をBloomberg PORT Enterpriseに統合していた。ブルームバーグのCEOであるVlad Kliatchko氏は、この買収はプライベート市場データへのアクセスと技術インフラに対する機関投資家の需要拡大を反映したものだと述べた。買収前のCanoeの調達額は累計約7280万ドルで、2024年7月にはゴールドマン・サックス主導で3600万ドルのシリーズCを実施し、企業価値は3億1200万ドルと評価された。投資家にはBlackstoneとCarlyle AlpInvestも含まれていた。ブルームバーグはまた、約1兆ドル相当の約15,000件のローンを対象とするプライベート直接融資データサービスも立ち上げており、より広範なプライベート市場向けデータ基盤の構築を進めていることを示している。