DoorDash Airにより、同社は米国で独自の商用ドローン機群を運用できるようになる。より広範な自律型物流ネットワークにドローンを組み込む中、配送開始は2026年秋を見込む。
DoorDashは、FAA(米航空規制当局)からPart 135航空運送事業者認証を取得し、米国で独自の商用ドローン配送サービス「DoorDash Air」を立ち上げる道が開かれた。この認可により、同社は同認証を持つ米国内8番目の事業者となり、提携先のみに依存するのではなく、自社設計の機体を運航できるようになる。 新部門はDoorDash Labsが開発したもので、速度、コスト、距離、加盟店での商品受け渡し要件などに基づき、人間のDasher、歩道走行ロボット「Dot」、将来的にはドローンに注文を振り分けるソフトウェアである、同社のより広範な自律配送プラットフォームに組み込まれることを想定している。DoorDash Air責任者のHarrison Shih氏は、機体や地上インフラから受け渡しシステムまで「フルスタック」を構築することで、ドローン配送を「どの加盟店でも、どこでも」機能させることが目標だと述べた。 DoorDashによれば、この動きはWingおよびFlytrexとの既存提携を置き換えるのではなく、拡大するものである。同社は、プラットフォーム上の注文の20%超が3〜5マイルを移動しており、この距離帯では短距離配送に比べて通常ほぼ25%長く時間がかかるとしている。2025年の実証プログラムでは、ドローン配送の平均所要時間は25分で、参加した加盟店拠点では開始後9週間で注文量がほぼ30%増加した。 商用配送は2026年秋に開始する見込みだが、より広範な自律運航にはなおFAAによるBVLOS(Beyond Visual Line of Sight、近くに監視員を置かない長距離ドローン飛行)の承認が必要となる。DoorDashは、機体の詳細や展開時期について、2026年後半に追加情報を公表する見通しだとしている。