米暖房油が1ガロン4.3ドル超、中東紛争で供給混乱

米暖房油が1ガロン4.3ドル超、中東紛争で供給混乱

ペルシャ湾、紅海、ホルムズ海峡での海運リスクを受けて暖房油と原油は上昇した。一方で、米・イラン間の敵対行為やロシアの供給障害、米在庫の減少で供給懸念が高止まりする中でも、一部タンカーの航行は再開した。

要約

米暖房油先物は7月下旬、それまで1ガロン4.3ドル超と約4カ月ぶりの高値まで上昇した後、1ガロン4.10ドルを下回った。一方、原油は1バレル85ドルを上回り、月間上昇率は20%超となった。市場は中東の供給リスク拡大に動かされ、ホルムズ海峡で伝えられたタンカーの混乱、紅海でのフーシ派の脅威、さらに広範な米・イラン間の敵対行為が意識された。ただし、一部の海運活動は継続または再開した。供給懸念は、ウクライナの攻撃を受けたロシアの精製能力やディーゼル輸出の制約、ボルゴグラード製油所への攻撃に加え、米原油在庫の減少によって一段と強まった。

用語解説
  • ホルムズ海峡: ペルシャ湾からの世界の原油輸送にとって重要な海上の要衝。
  • バブ・エル・マンデブ海峡: 紅海とアデン湾を結ぶ狭い海上の要衝で、原油や燃料貨物の重要航路。
  • Kpler: コモディティ輸送量やタンカーの動きを追跡する企業。