ビットコイン、2010年の懐疑派へのサトシ・ナカモトのメッセージから16年

2010年7月29日のBitcointalkでのやり取りが再び注目されている。ビットコインは昨年に12万6000ドル超まで上昇した後、足元では約6万4300ドルで推移し、仮想通貨市場全体の時価総額は数兆ドル規模に達している。

BTC

要約

ビットコイン支持者の間で、サトシ・ナカモトの最も有名な発言の1つが投稿されてから16年を迎えたことが話題となっている。この発言は2010年7月29日、ネットワークが日常的な決済に使うには遅すぎるかどうかを巡るBitcointalk上の議論で投稿された。 「Scalability and transaction rate」と題するスレッドで、サトシ・ナカモトは、第三者の決済事業者を通じればビットコインは10秒以内、あるいはそれ未満で高速決済を実現できると主張した。そして最後に、「私の言うことを信じない、あるいは理解できないのであれば、納得させようとする時間はない。申し訳ない」と述べて議論を締めくくった。 この記事は、1BTCが約0.07ドルで取引され、数百人の愛好家だけで支えられていた黎明期のビットコインと、その後ブラックロックやモルガン・スタンレーを含む主要金融機関や各国政府に認められる合法的な上場取引資産となった現在を対比している。 仮想通貨市場全体の規模は現在、数兆ドルに達している一方、ビットコインは昨年に12万6000ドル超の過去最高値を付けた後も約6万4300ドル近辺を維持しており、この発言はイノベーションが初期の懐疑論を乗り越えて存続し得ることの象徴として位置付けられている。

用語解説
  • 第三者の決済事業者: 取引を処理する外部の決済サービス
  • Bitcointalk: ビットコインに関する議論のためのオンラインフォーラム