両上院議員は、Truth Socialの投稿への有料の先行アクセスが、インサイダー取引や相場操縦を禁じる法律に違反する可能性があるかどうかを、SEC(証券取引委員会)のポール・アトキンス委員長に検証するよう求めた。
エリザベス・ウォーレン、アダム・シフ両上院議員は、トランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループがトランプ大統領のTruth Social投稿への高速アクセスを販売する計画が証券法に違反するかどうかについて、SEC(証券取引委員会)に調査を要請した。7月28日付のポール・アトキンスSEC(証券取引委員会)委員長宛て書簡で、民主党の議員らは、Truth API (Application Programming Interface)サービスについて、8月1日の開始予定前に法的分析を行うよう求めた。論点として挙げたのは、トランプ・メディア自身に関する選択的開示を規制するRegulation FDではなく、インサイダー取引と相場操縦を禁じる法律である。トランプ・メディアは、このフィードの料金として月額6万〜10万ドルを検討している。このフィードは、Truth Socialで最も影響力のある10アカウントの投稿を一般公開前に有料顧客へ配信する仕組みである。両議員は、このサービスが高速取引業者などの加入者に対し、市場を動かし得るトランプ大統領の発言への反応速度で優位性を与える可能性があると主張した。また、トランプ・メディア株の約41%を子どもらが管理する信託を通じて保有するトランプ大統領が、この仕組みから利益を得るとも指摘した。さらに、トランプ大統領がシティグループ、インテル、パランティアなどのティッカーに言及してきた経緯や、21社を称賛する前に株式を購入していたとするCNNの検証結果も挙げた。トランプ・メディアは、こうした批判は公開情報に基づくもので成り立たないとして退けた。SEC(証券取引委員会)は書簡の受領を認めたが、コメントは控えた。今回の対立は、規制当局の圧力を受けてトムソン・ロイターやビジネスワイヤが一部顧客向け先行データ配信サービスを撤回した過去の事例を想起させるが、いずれも現職大統領は関与していなかった。