レストラン向けAI電話コンシェルジュを手がける同社は、新たな資金を米国全土での事業拡大に充てるとともに、OpenTable連携の追加や持ち帰り・配達注文の受付機能を強化するとした。
複数店舗を展開するレストラングループ向けにフルマネージドのAI電話コンシェルジュを提供するheytruffleは、Preface Venturesから新たな資金を調達し、米国全土での事業拡大を進める中で社名をRestoHostから変更した。レストラン運営事業者の間で人工知能への支出が拡大していると同社は指摘しており、2025年のDeloitte調査ではレストラン幹部の82%がAI投資の拡大を計画し、700超の事業者を対象とした2025年のToast調査では86%がAI活用に抵抗がないと回答したという。また、全米レストラン協会の2025年版業界報告書で示された人手不足にも需要拡大の背景があるとし、多くの事業者が現在の需要を満たすだけの十分な人員を確保できていないと説明した。 heytruffleは完全自律型の音声ボットを提供するのではなく、各レストラン向けにカスタムのAIコンシェルジュを訓練し、通話内容を確認して毎週システムを改善する人間のチームがそれを支援するモデルを採用している。サービスは予約、ケータリング、貸切イベント、来店客からの問い合わせに加え、持ち帰り注文や配達注文にも対応し、人による対応が必要な場合はスタッフに着信を振り分ける。同社は、このモデルは従業員を置き換えるのではなく、顧客体験を守るために設計されているとしている。 heytruffleは、大規模導入の事例としてジョージア州で12店舗を展開するRreal Tacosを挙げた。同サービスは全店舗で月間2万件超の通話を処理し、通常の月には14,085人の来店対応を支援したという。今回の資金調達は、より多くのレストラングループへの展開を後押しする。併せて同社は、多くのレストランがすでに利用しているプラットフォーム内でコンシェルジュが予約を管理できるOpenTableとの連携を導入したほか、既存のPOS(販売時点情報管理)や予約ツールにも対応している。創業者兼CEOのLucas Espina氏は、レストランに必要なのは管理対象となる新たなソフトウエアではなく、今回の資金調達によってより多くのグループに同サービスを提供できるようになると述べた。コンシェルジュは英語、スペイン語、ポルトガル語、イタリア語、ドイツ語で稼働する。