
米連邦準備制度は7月30日、政策金利を3.5%-3.75%に据え置いた。一方でベス・ハマック、ニール・カシュカリ、ローリー・ローガンは25ベーシスポイントの利上げを支持し、米国債利回りとドルを押し上げたが、ケビン・ウォーシュ議長は先行きの指針をほとんど示さなかった。
米連邦準備制度は7月30日、翌日物の指標金利を3.5%-3.75%に据え置いたが、FOMC (Federal Open Market Committee)の議決権を持つ3人のメンバーが25ベーシスポイントの利上げを支持して反対票を投じ、米中央銀行内部の顕著な意見対立が浮き彫りとなった。ケビン・ウォーシュ議長は今回の決定を「一時停止」とは表現しないと述べ、米連邦準備制度の声明文短縮とフォワードガイダンス活用縮小を擁護したうえで、政策当局者はシグナルとして米国債価格と米ドルをより重視していると語った。市場では米国債利回りが全年限で上昇し、10年債利回りは従来報じられていた4.71%前後を上回る4.737%に達し、2025年1月以来の高水準を記録した。ドルも上昇した。タカ派的な反対票が出たにもかかわらず、ウォーシュが今後の政策経路をほとんど示さなかったため、市場では9月利上げ観測が後退したが、それでも25ベーシスポイントの引き上げ確率はなおおよそ3分の2と織り込まれていた。