クイニピアック調査でトランプ大統領支持率32%に低下、イラン戦争が重荷

クイニピアック調査でトランプ大統領支持率32%に低下、イラン戦争が重荷

新たな世論調査で、トランプ大統領の支持率は第2期政権での低水準付近にとどまった。中間選挙を前に、イラン戦争やガソリン価格の上昇、広範な生活費負担の増大が世論を冷やしている。

ファクトチェック
クイニピアック大学の世論調査の公表内容とThe Hillの報道は、いずれも支持率32%という数字を独自に確認し、これが過去最低であると説明したうえで、低下の要因をイランとの戦争、ガソリン価格、生活費負担の圧力にあるとしており、この主張の実質的な要素とすべて一致している。
    参考12
要約

トランプ大統領の支持率には今週も下押し圧力がかかり、複数の世論調査と総合平均はいずれも、続くイラン戦争と燃料費上昇を背景に第2期政権での最低水準を示した。ネイト・シルバー氏は木曜日、トランプ大統領の支持率が今月、第2期政権で新たな最低水準に達したとし、その低下をガソリン価格の上昇とイランでの敵対行為再燃に結び付けた。Decision Desk HQの世論調査平均では、金曜朝時点で支持40.6%、不支持57.50%だった。 火曜日に公表されたクイニピアック大学の世論調査では、有権者の58%がトランプ大統領の職務遂行を不支持とし、支持は32%にとどまった。これは同調査機関が同氏の2期を通じて記録した中で最低の支持率である。水曜日公表のAP-NORC調査でも支持率は33%となり、前回調査から4ポイント低下し、ホワイトハウス復帰後では同調査で最低の水準となった。 政治情勢の背景には、6カ月目に近づく長期化した米国とイランの紛争がある。戦闘により、世界の石油供給の約20%が通過する重要輸送路であるホルムズ海峡が混乱し、AAAによると、米国のガソリン平均価格は金曜朝時点で1ガロン当たり約4.11ドルと、1年前の約3.15ドルから上昇した。新たな世論調査では戦争への幅広い反対も示され、クイニピアック調査では有権者の60%が反対し、米軍をイランに派遣することには約4分の3が反対した。AP-NORC調査では64%が、この戦争は割に合わないと回答した。

用語解説
  • 世論調査平均: 複数の世論調査を組み合わせ、個別調査の差をならして、より大きな傾向を示すための総合推計値。
  • ホルムズ海峡: 世界の石油輸出の大きな割合が通過する、湾岸地域の戦略的な海上輸送路。