国防総省、パトリオットミサイル長期発注を586億ドル近くに拡大

国防総省、パトリオットミサイル長期発注を586億ドル近くに拡大

ロッキード・マーティンとの契約拡大と、別途182億ドルの緊急補充要求は、イラン関連の戦闘と広範な即応態勢への懸念を受け、米国のパトリオット在庫が逼迫していることを示している。

ファクトチェック
3つの情報源はいずれもこの主張を裏付けている。ロッキード・マーティンの発表は、複数年契約のPAC-3 MSE契約が586.2億ドルであることを確認しており、これは4月の47億ドルの受注済み契約に538.6億ドルを上乗せするもので、350億ドルのTHAAD契約にも言及している。ロイターも、先行する1年契約の47億ドル受注に追加される586億ドルのパトリオット契約を独自に確認している。アナドル通信は、「約590億ドル」との表現に加え、4月の47億ドルの発注に追加される陸軍向け539億ドルの改定契約と、暫定的な350億ドルのTHAAD契約を確認している。主張を構成する各要素はすべて、一次情報および報道機関の情報源によって直接裏付けられている。
要約

米陸軍はロッキード・マーティンのパトリオット迎撃ミサイル契約を最大586億ドルに拡大し、4月に付与した47億ドルの1年契約を、2032年までの納入を支える7年契約へと切り替えた。米国のミサイル在庫が引き続き圧迫される中での措置である。これとは別に国防総省は議会に670億ドルの緊急予算を要請しており、このうち182億ドルはイランに対する作戦で減耗したパトリオット・システムの補充と改良に充てられる。当局者は、資金手当てが遅れれば8月までに即応態勢に不足が生じる可能性があると警告している。

用語解説
  • パトリオット迎撃ミサイル: 米国のパトリオット防空システムで、飛来する航空機やミサイルを撃墜するために使われるミサイル。
  • THAAD: 飛行の最終段階にある弾道ミサイルの迎撃を目的とした米国のミサイル防衛システム。
  • 未確定契約: 最終条件、価格、または全額の資金手当てが承認される前でも業務を開始できる契約状態。