
与党内の議論は、為替介入に伴う一時的な外為利益やその他の税外収入で2年間の減税を賄えるかに移っており、議員らは一過性の収入への依存に警鐘を鳴らしている。
高市早苗首相が2027年4月から2年間、飲食料品にかかる消費税率を1%に引き下げる計画は、自民党議員が為替介入に伴う米国債売却益は恒久的な財源になり得ないと警告したことを受け、財源確保のあり方を巡る検証が改めて強まっている。 自民党内の会合後、記者団に対し、政府と日銀が円買い・ドル売り介入の一環として米国債を売却した際に生じる利益は、使えるとしても限定的であり、継続的な財源にはならないとの認識を、大岡敏孝元環境大臣政務官が示した。減税に反対する大岡氏は、熊本地震の復興財源を圧迫し、人手不足を悪化させる可能性があるとも主張した。 高市首相が7月30日の自民党臨時役員会で表明したこの案は、現在8%の飲食料品の税率を2年間にわたり1%へ引き下げるとともに、1%の範囲で所得連動型の給付を組み合わせ、主に低所得世帯の実質負担をゼロにする内容である。党内会合では、外国為替資金特別会計を含む税外収入の活用を支持する声が上がったものの、財源問題はなお未解決であり、一時的な物価高対策が日本の財政により恒常的な重荷となりかねないとの幅広い懸念を浮き彫りにしている。