シティが、ワールドカップ後に来場者数とゲーミング収入が持ち直したと指摘したことを受けて株価は上昇した。第2四半期利益は軟化したものの、同行は投資判断「買い」と目標株価13.7香港ドルを維持した。
MGMチャイナ株は7月30日、同社が2026年上期の増収を報告し、シティがFIFAワールドカップ終了後にマカオ施設の事業が急速に持ち直したと指摘したことを受けて上昇した。株価は前引け時点で3.09%高の11.36香港ドル、売買代金は3885万香港ドルだった。 同社の2026年上期売上高は173.9億香港ドルと前年同期比4.4%増だった一方、調整後EBITDAは47.8億香港ドルと1.9%減少した。これに先立つ開示では、2026年6月30日時点の上期純売上高は約174億香港ドルで過去最高となり、市場シェアは約15.9%、平均稼働率は93.5%、総流動性は約247億香港ドルとしていた。 支配株主MGMリゾーツ・インターナショナルが公表した未監査決算によると、第2四半期は勢いが鈍化し、売上高は86.2億香港ドルと前年同期比0.5%減、調整後EBITDAは23.3億香港ドルと7.4%減だった。米ドル建てでは、第2四半期売上高は11億100万ドルと0.8%減、セグメント調整後EBITDARは2億5700万ドルと14.8%減少した。 シティは投資判断「買い」と目標株価13.7香港ドルを維持し、前引け時点の株価に対して約20%の上昇余地があるとみている。同行によると、ワールドカップに伴う圧力があったにもかかわらず、第2四半期の施設EBITDAマージンは27%を維持し、ゲーミング収入の市場シェアは第1四半期から約1ポイント上昇して16.4%となった。経営陣はシティに対し、ゲーミング取扱高は7月第2週に回復し始め、大会終了後最初の1週間通期では、MGMチャイナの2施設における1日当たり来場者数と調整後ゲーミング収入がいずれも2026年第1四半期の水準を上回ったと説明した。 シティはまた、MGMチャイナが配当性向50%を維持すれば、2026年の予想配当利回りは約5%になる可能性があるとした。MGMチャイナは2026年3月に1株当たり0.353香港ドルの期末配当を、2025年8月に0.313香港ドルの中間配当を支払った。 同社は運営面の高度化と事業拡張も継続しており、MGM COTAIで約60室のPrime Wellness Suitesを導入したほか、MGM MACAUでChatterbox Caféを開業し、MGM Hospitalityの監督体制強化に向けてMGM Resorts InternationalからMGM Asia Pacific Limitedを取得した。