
2026年第2四半期のユーロ圏成長率の上振れ、7月のインフレ加速、イタリア生産の底堅さを受け、欧州中央銀行による追加利上げ観測が強まった。一方、米国とイランの攻撃再開後に原油価格が上昇するなか、ユーロは1.145ドル近辺で安定推移した。
2026年第2四半期のユーロ圏経済は前期比0.4%拡大し、前四半期の横ばいから加速するとともに、市場予想の0.2%増を上回った。スペインが0.7%増でけん引し、ドイツ、フランス、イタリア、オランダも成長に寄与した。イタリア経済は前期比0.2%、前年同期比1.0%成長し、予想を上回った。内需が貿易の弱さを相殺し、同国のキャリーオーバー成長率は0.8%に上昇し、営業日調整前の政府通年目標である0.6%を上回った。別件では、ユーロは1.145ドル近辺を維持した。ユーロ圏の成長率上振れと7月のインフレ率2.9%、さらにコアおよびサービスインフレの強含みを背景に、原油価格が米国とイランの攻撃再開後に20%超上昇するなかでも、欧州中央銀行による追加引き締め観測が強まった。