
北米主導の成長でステランティスは四半期ベースで黒字回復したが、調整後営業利益はロイター集計の市場予想を下回り、ミラノ上場株は決算発表後に下落した。
ステランティスは2026年第2四半期決算で、純売上高が前年同期比13%増の435億ユーロとなり、純利益は前年の18億6900万ユーロの赤字から2億9300万ユーロへ改善した。主因は北米の売上高が32%増加したことである。調整後営業利益は前年の2億1300万ユーロから7億7300万ユーロへ増加したが、ロイター集計のアナリスト予想平均9億1400万ユーロには届かなかった。自動車メーカーである同社は2026年通期見通しを据え置き、FaSTLAne 2030戦略の実行とより広範な事業立て直し策が進行中であり、新型車投入が業績を下支えし始めているとした。また、700億ドルの再建計画の下で、製品投資の70%を中核4ブランドである米国のJeepとRam、欧州のPeugeotとFiatに集中させていると述べた。2026年下期の業績は、第3四半期の夏季生産停止を受けて第4四半期偏重になる見通しを維持し、2026年の関税による純逆風は10億〜12億ユーロと見積もった。ロイターによると、ミラノ上場株は発表後に一時8%超下落し、その後は下げ幅をおよそ5%まで縮小した。