中央銀行の買いは第2四半期に急反発し、ポーランドと中国がけん引した。一方で、上半期の公的部門需要は2022年以来の低水準となった。
世界金協会(WGC)の「Global Gold Demand Trends」報告書によると、2026年第2四半期の世界の金需要は前年同期比で横ばいの1,269トンとなった。年初に付けた過去最高値から価格が反落する中でも需要は維持された。このうち中央銀行需要は第2四半期に急反発し、純購入量は288.9トンと、前年の177.9トンから62%増加し、修正後の第1四半期の純積み増し57トンを大きく上回った。回復は主にポーランド国立銀行と中国人民銀行の買い増しに加え、トルコとロシアの売却ペース鈍化が押し上げた。それでも、トルコ、ロシア、アゼルバイジャンによる年初の大規模売却を受け、上半期の中央銀行需要は合計345トンと2022年以来の低水準となった。第2四半期の最大の買い手はポーランドで51トンを購入し、上半期の購入量は82トンに達した。一方、中国は2023年第4四半期以来最大の四半期増加を記録し、公表準備高は2,346トンに増えた。WGCはまた、非公表の金購入が引き続き高水準にあるとし、「Central Bank Gold Reserves Survey」では中央銀行関係者の89%が今後12カ月で金準備が増加すると見込んでいるとした。