国内3位の銀行であるみずほFGは、貸出収益の増加や市場部門収益の好調、預貸金利ざやの拡大を追い風に、通期純利益見通しを1兆4000億円へ引き上げた。
みずほフィナンシャルグループは第1四半期の純利益が46%増加し、2027年3月期の業績見通しを引き上げた。国内金利の上昇と市場活動の活発化が日本の大手銀行の収益を押し上げていることを改めて示した格好である。4〜6月期の純利益は4229億円(26億ドル)と46%増加し、第1四半期としては3年連続で過去最高を更新した。経常収益は18.3%増の2兆5200億円、経常利益は62.5%増の5989億円となった。通期純利益見通しは従来の1兆3000億円から1兆4000億円へ引き上げ、IBES集計のアナリスト予想中央値1兆3900億円をやや上回った。収益は貸出収益の大幅増、国内の預貸金利ざや拡大、グローバルマーケッツカンパニーの利益急増に支えられた。みずほFGはまた、自社株買いの総額を2000億円に拡大し、取得した全株式を消却するとした一方、年間配当予想は1株当たり150円に据え置いた。今回の決算は、日銀の利上げがメガバンクの収益性改善につながっていることを浮き彫りにした。ただ、投資家は追加利上げの有無や貸出利ざやの一段の拡大余地、市場・手数料収入の成長持続が通期目標の達成を支えるかを見極めることになる。