
ルピーは原油安、ドル軟化、インド準備銀行の継続介入を背景に、先週金曜の大規模なドル売却報道後の5取引日で1ドル=95.3ルピー前後まで持ち直した。
インド・ルピーは、米ドル安、原油安、インド準備銀行(RBI)の継続的な介入に支えられ、5営業日続伸し、1ドル=95.3ルピー前後と3週間ぶりの高値を付けた。RBIは、ルピーが5月に付けた過去最安値の1ドル=96.96ルピーに接近する中、通貨防衛のため先週金曜に約70億ドルを売却したと報じられた。一方、ロイターは2人のシニアバンカーの話として、売却額は80億~90億ドルと推計した。市場関係者によれば、月曜と火曜の追加的なドル売りもルピーを1ドル=96ルピー台より上へ押し戻す要因となった。木曜に95.6で取引され、2026年に対ドルで5.87%下落しているルピーは、ブレント原油が約1%下落して1バレル=88ドル前後となったことも追い風となったが、市場参加者は、米国とイランの緊張を背景に原油が反発すれば上昇余地は限られる可能性があると警戒している。