米半導体・ハイテク株が上昇、アマゾンやラムリサーチ・マイクロソフトがAI心理を改善

米半導体・ハイテク株が上昇、アマゾンやラムリサーチ・マイクロソフトがAI心理を改善

米国の半導体株とAI関連株の反発は東京市場にも波及し、売られ過ぎていた銘柄に資金が戻る中で、半導体製造装置メーカーや関連ハイテク株が急伸した。

ファクトチェック
CNBCの記事は、この主張の各要素を直接裏付けている。ラムリサーチの上昇は、好調な決算と業績見通し、AI需要を受けたものであり、マイクロソフトも上昇した。メモリー関連株ではマイクロンとサンディスクが値を上げ、アームも上昇した。さらに、週前半にAI主導でセクターが急落した後、半導体株全体が幅広く反発したことも確認できる。Barron'sも、フィラデルフィア半導体指数が6.8%上昇し、ラムリサーチが2桁の上昇率を記録したとして、同日の半導体株主導の反発を独自に裏付けている。信頼できる2つの独立した報道機関の内容は一致している。
    参考12
要約

米国のハイテク株と半導体株は反発基調を強め、アマゾン、マイクロソフトなど大型ハイテク企業の決算が、巨額の人工知能投資が収益を生んでいるのかとの懸念を和らげた。この流れは7月31日に日本市場にも及んだ。ナスダック総合指数は1%高の25,373.85、S&P500種株価指数は0.7%高の7,489.72、ダウ工業株30種平均は276.97ポイント(0.53%)高の52,208.06となり、VIXは6.44%低下して15.99となった。 アマゾン株は15.3%急伸した。第2四半期の純売上高が前年同期比20%増の2006億ドルとなり、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)の売上高が37%増の422億ドルと、18四半期で最も高い伸びを記録したためである。アマゾンのクラウド事業の強さに加え、先行して発表されたマイクロソフトのAzure主導の好決算やラムリサーチによる半導体セクター押し上げが、AIインフラ需要は引き続き堅調との安心感につながった。 改善した市場心理は東京市場にも広がった。マイクロソフトの好決算と市場予想を上回るガイダンスを受け、7月30日の米市場でハイテク株に買い戻しが入った流れを引き継ぎ、半導体・AI関連株が全面高となった。キオクシアホールディングスは7000円高の4万6500円、KOKUSAI ELECTRICは1000円高の7422円、アドバンテストは4565円高の3万2500円、ソフトバンクグループは638円高の5260円となり、日経平均株価を押し上げた。レーザーテックは4290円高の3万7910円、ディスコは6610円高の5万8480円、イビデンは3000円高の1万6650円となり、投資家は売られ過ぎていた半導体株を買い進めた。 東京市場は米主要指数の力強い上昇にも支えられた。フィラデルフィア半導体株指数は8%超上昇し、インテルは11%超上げたほか、7月30日のダウは613ポイント高、ナスダックは679ポイント高となった。6月の米PCEインフレ率は前年同月比3.7%上昇と市場予想通りで、米景気の底堅さを示すとの見方が心理を支えた。それでもアナリストは、日経平均がなお下降トレンドにあり、週前半の急落からの回復を試す中で、75日移動平均線の6万4746円近辺では戻り売り圧力に直面する可能性があると指摘した。

用語解説
  • VIX: 米株式市場で予想される変動を追跡する指標で、「ウォール街の恐怖指数」とも呼ばれる。
  • AI infrastructure: 人工知能システムの構築・運用に必要な計算資源、クラウド、半導体の能力。
  • Philadelphia Semiconductor Index: 主要半導体企業を対象とする代表的な株価指数で、半導体セクターの投資家心理を測る指標として広く注目される。