
新たな目標株価はアナリスト平均の2,797円を大きく上回り、他のアナリストがバリュエーションやコストリスクに中立的な見方を維持する中でも、東京ディズニーリゾートの成長に対してより強気な見方を示している。
米大手証券は7月31日、オリエンタルランド(4661.T)に対する最上位の強気評価である1/Buyを維持し、目標株価を3,230円から3,800円に引き上げた。東京ディズニーリゾート運営会社の事業拡大と収益見通しに対する前向きな見方を改めて示した格好である。別の米大手証券は7月30日、Holdを維持しつつ目標株価を2,500円から2,800円に引き上げており、アナリスト間の見方の違いが鮮明となっている。 7月30日時点で、オリエンタルランドのコンセンサスレーティングは11人のアナリストに基づく3.45で、中立水準だった。平均目標株価は2,797円だった。3,800円の目標株価はこの平均を約36%上回っており、市場全体の想定と比べてかなり強気な見通しを示している。株価はアナリスト平均目標株価を上回って推移しており、投資家がすでに比較的高い期待を織り込んでいることを示唆する。 アナリストは、東京ディズニーシーに新設されたテーマポート「ファンタジースプリングス」の集客力に加え、価格施策の効果やインバウンド需要の持続性に注目している。より強気の見方では、新エリア開業に伴う1人当たり支出の増加や、さらなる拡張の可能性に焦点が当てられている。一方で慎重な見方では、好材料がすでに株価に織り込まれている可能性に加え、大規模な設備投資に伴う減価償却費の増加や、人件費など運営コストの上昇が懸念されている。同日配信のリポートでは、コナミグループ、任天堂、バンダイナムコホールディングス、スクウェア・エニックス・ホールディングスも、オリエンタルランドと並んで投資家の関心を集める娯楽・レジャー関連銘柄として挙げられた。