ポルトガルの2026年7月インフレ率、エネルギー・食品圧力の緩和で3.0%に鈍化

消費者物価の前年比上昇率は3カ月連続で鈍化したが、コアインフレ率は小幅に上昇し、EU基準の統一インフレ率は3.1%で据え置かれ、欧州中央銀行の2.0%目標を引き続き上回った。

要約

速報値によると、ポルトガルの2026年7月の年間インフレ率は3.0%に鈍化し、3カ月連続の低下となった。鈍化はエネルギーインフレ率の低下が主因で、9.1%から8.7%へ縮小し、食品価格の伸びも減速して、未加工食品のインフレ率は5.1%から3.7%に低下した。一方、基調的な物価圧力はやや強まり、エネルギーと未加工食品を除くコアインフレ率は2.5%から2.6%に上昇した。EU基準の統一インフレ率は3.1%で変わらず、過去2年で最高水準に近い水準にとどまり、欧州中央銀行の2.0%目標を大きく上回った。

用語解説
  • コアインフレ率: エネルギーや未加工食品など、価格変動の大きい項目を除いた物価上昇率を示す指標。
  • EU基準の統一インフレ率: EU加盟国間で物価を比較できるよう、共通基準で算出されるインフレ指標。
  • 欧州中央銀行の2.0%目標: ユーロ圏について、欧州中央銀行が中期的に維持を目指すインフレ目標。