第2四半期に売上高の伸びが強まった一方、利益は減少し、予想を上回る売上にもかかわらず、ヴェルサーチェが利益率の重荷となったことで、アナリストは慎重な評価を維持した。
プラダの第2四半期売上高は市場予想を上回り、利益が減少し利益率に対するアナリストの慎重姿勢が続く中でも、上期の売上高成長を下支えした。イタリアの高級ブランドグループは、2026年上期の純売上高が為替一定ベースで前年同期比16%増の約30億4800万ユーロだったと発表した。調整後EBITは5億3000万ユーロで、利益率は17.4%だった。一方、株主帰属利益は15.3%減の3億2700万ユーロ、1株利益は0.128ユーロとなった。シティによると、第2四半期売上高は16億2000万ユーロと市場予想を約3%上回り、新たに連結したヴェルサーチェを除くオーガニック成長率は第1四半期の3%から7%に加速した。卸売売上高は21%増加し、プラダブランドの小売売上高は6%増、ミュウミュウの小売売上高は3%増だった。モルガン・スタンレーも、第2四半期売上高と上期EBITはいずれも予想を上回り、粗利益率の改善が寄与したと指摘したが、ヴェルサーチェが下期の収益性を引き続き圧迫すると見込まれることから、両行とも慎重な評価を維持した。経営陣は、6月下旬から7月上旬にかけて商況がやや軟化した後、良好なペースに戻ったと説明し、自社ブランドは高級品市場全体を引き続き上回るとした。