財務省は2026年の成長率見通しを1.8%〜2.8%に据え置き、第2四半期の急回復を受けて1.5%が事実上の下限になったとの見方を示した。
メキシコ経済は2026年第2四半期に前期比1.5%成長し、年初3カ月の0.6%縮小から反転した。これにより、政府が通年のGDP成長率見通しを1.8%〜2.8%に据え置いた判断が裏付けられた。財務省のロドリゴ・マリスカル当局者は、第3、第4四半期の両方で経済がマイナス成長に陥らない限り、年間成長率1.5%は確保されたも同然の強い回復だと説明した。これは2022年第1四半期以来で最も高い四半期成長率である。前年比ではGDPは2.2%増加した。財務省は2026年末時点のインフレ率見通しも3.7%に据え置いた。当局は回復の主因として建設と自動車製造を挙げ、年後半2四半期の生産が横ばいでも上半期の実績だけで通年1.5%成長は達成できるとした。今回の統計により、第1四半期の落ち込みで成長率が政府目標レンジの下限を下回るとの懸念は和らいだが、インフレ、金融引き締め、米国需要、政治的不確実性に伴うリスクには引き続き注意が必要である。