
FRBが政策金利を3.50%-3.75%に据え置いた後、金地金は4096-4103ドル近辺で推移した。米インフレ指標の鈍化、9月利上げ観測の後退、中東情勢の緊迫化が安全資産需要を支えた。
米連邦準備制度が政策金利を3.50%-3.75%に据え置いたことを受け、金は1オンス当たり4100ドルを上回った。その後は4096-4103ドル近辺で推移し、7月に2.2%超上昇して5カ月ぶりの月間上昇に向かった。金現物は水曜日に4101.99ドルで引け、一時4116.26ドルを付けた後、木曜日後半の取引では4103ドル近辺を維持し、7月31日0107 GMT時点では4096.29ドルだった。米金先物は8月限が4094.10ドル前後、12月限が4160.60ドル前後で推移した。市場では9月のFRB利上げ観測が決定前の約80%-81%から63%-64%程度に低下した。一方、米国の6月PCEインフレ率は前月比0.1%低下し、2020年4月以来の弱さとなった。金は中東の緊張激化からも支援を受けた。これには、イランのイスラム革命防衛隊(IRGC)関連目標に対する米国の攻撃、ヨルダンやイラク、サウジアラビアの石油施設を巡る攻撃に関連した報復リスク、エジプトのダミエッタ港でガス輸送船がドローン攻撃を受け、スエズ運河の海運に懸念が広がったことが含まれる。ワールド・ゴールド・カウンシルによると、2026年第2四半期の世界の金需要は、中央銀行の買い増しが投資需要の弱さを相殺し、前年同期比横ばいの1268.9トンだった。