ハーツ投資家が提訴、6月24日に株価40%超下落

ハーツ投資家が提訴、6月24日に株価40%超下落

提案されている集団訴訟は2026年5月7日から6月23日までの購入者を対象とし、ハーツが希薄化を伴う増額資金調達前に中古車市場と流動性のひっ迫を覆い隠していたと主張している。

要約

Hertz Global Holdings, Inc.に対して提起予定の証券集団訴訟は、2026年5月7日から2026年6月23日までに普通株を購入した投資家を対象とし、同社が希薄化を伴う資金調達に踏み切る前に、中古車市場の軟化、DPUの動向、流動性について投資家に誤解を与えたと主張している。訴状は、ハーツが5月7日の第1四半期リリースで「過去3年で最も力強い売上高成長」をうたい、DPU指標の改善と堅固な流動性・資本状況を強調した点、さらに翌日に現金、流動性ファシリティ、借り換えの選択肢で今後12カ月を十分に賄えると説明した点を問題視している。訴訟では、その説明は、ハーツが6月24日に中古車市場の予想外の軟化により5月の車両売却で損失が生じたと開示し、第2四半期のAdjusted Corporate EBITDA見通しを5000万ドル〜8000万ドルに引き下げるとともに、3億ドルの交換可能シニア第一順位担保付きPIK債と3700万株超が絡む株式貸出取引を発表したことで揺らいだとしている。同日の株価は40%超下落し、3.00ドルで取引を終えた。翌日に資金調達条件はさらに希薄化色の強い内容で決まり、発行額は3億5000万ドルに拡大し、最大4億ドルまで増額可能、利率6.75%、交換価格は約3.58ドル、借り入れ株の売出価格は2.70ドルとなった。投資家が代表原告の地位を求める期限は2026年9月22日である。

用語解説
  • DPU: 車両1台当たりの減価償却コストを測定し、レンタカーのフリート収益性を追跡するために用いられる指標。
  • Adjusted Corporate EBITDA: 利息、税金、減価償却費、償却費控除前利益を基に、一部項目を除外して事業の稼ぐ力を示すための利益指標。
  • lead plaintiff: 証券訴訟で裁判所により選任され、提案されているクラスを代表する投資家。