
ビットコインが64,856ドル近辺で推移するなか、ビットコイン採掘企業の株価は上昇した。IRENはAI計算需要の強さを改めて示し、2026年目標の40億ドル超の約85%が契約済みだと明らかにしたことを受け、上昇を主導した。
ビットコインが64,856ドル近辺で取引されるなか、木曜日のビットコイン採掘関連株は上昇し、セクター全体の投資家心理を押し上げた。Terawulf、MARA、American Bitcoin Corp、IRENなどが2桁上昇となった。なかでもIRENは約25%上昇し、共同創業者兼共同CEOのダニエル・ロバーツ氏が同社のAI計算能力に対する需要の強さを改めて強調し、2026年の年換算売上高目標である40億ドル超の約85%がすでに署名済み契約で裏付けられていると述べたことが材料視された。 Terawulfは8月5日に予定される2026年第2四半期決算発表を前に17.06%高の17.67ドルとなり、MARAは8月6日の決算発表を前に17.01%高の11.76ドルとなった。American Bitcoin Corpは11.08%高の5.77ドルで、株価はビットコインの64,500〜65,000ドルレンジへの上昇に連動した。一方で、今月初めに実施した1対15の株式併合が重荷となっていた。IRENは25.32%高の36.73ドルと、仮想通貨採掘株全体の軟調地合いを背景に過去1カ月で約33%下落していた局面から反発した。 IRENに対する投資家の関心は、引き続きAIクラウド事業の拡大に集まっている。7月30日、ロバーツ氏は同社の処理能力に対する需要が現在構築可能な規模を上回っており、各拠点で建設作業が進行中だと述べた。この反発は、IRENが7月初旬にMicrosoft、NVIDIA、Perplexity、Figure AIと締結した280億ドルのAIクラウド契約の勢いを引き継いだものでもある。新たな複数年契約の一部には、関連するGPU資本コストの約45%を顧客の前払いで賄う条項が含まれており、同社が拡張投資の資金をどう確保するかとの懸念を和らげている。 反発局面での売買高は約7300万株に達し、IRENの平均的な約5300万株を上回った。契約関連の材料に加え、空売りの買い戻しも上昇に拍車をかけた可能性がある。上昇が持続するかどうかは、IRENが2027年に向けた1.2ギガワットの処理能力目標を進めるなかで、契約済み売上高をどの程度キャッシュフローに転換できるかに左右される可能性がある。