Scale AI、Meta出資後の8月10日付でフランシス・デスーザ氏をCEOに指名

Scale AIがデータラベリング事業からカスタムAIアプリケーションへと事業拡大を進める中、Google CloudのCOOであるフランシス・デスーザ氏が暫定CEOのジェイソン・ドロージ氏の後任となる。これは、Metaによる143億ドルの出資と、アレクサンダー・ワン氏のMeta移籍に続く人事である。

要約

Scale AIは、Google CloudのCOOであるフランシス・デスーザ氏を8月10日付で最高経営責任者(CEO)に任命した。共同創業者のアレクサンダー・ワン氏がMeta Platformsで最高AI責任者に就くため退任したことを受けた経営移行を正式に確定するものであり、この退任はMetaによる同社への143億ドルの出資に続く動きである。デスーザ氏は、2025年6月からScale AIを率いてきた暫定CEOのジェイソン・ドロージ氏の後任となり、ドロージ氏は移行期間中も同社にとどまる。 今回の人事は、Scale AIが中核であるデータラベリングおよびモデル評価事業を超え、企業や政府顧客向けのカスタムAIアプリケーションへ事業領域を広げる中で行われた。同社によれば、アプリケーション事業は18カ月以内に従来のデータ事業を上回る見通しであり、広報担当者はThe Vergeに対し、この新事業の2026年売上高が10億ドル超になる見込みだと述べた。 ワン氏が創業したScale AIは、フロンティアAIモデル向けの学習データ提供や人手による評価で評価を確立してきた。これには、同社が「Generative AI Data Engine」と呼ぶ仕組みも含まれる。現在の顧客には米国防総省、BP、メイヨー・クリニックが含まれ、米国および各国政府との取り組みも拡大している。これまでの報道では、Metaの出資比率は49%で評価額は150億ドルとされていたが、Axiosは出資額を143億ドルと報じた。

用語解説
  • データラベリング: AIモデルが画像、テキスト、その他の入力から学習できるようにデータに注釈を付けること。
  • フロンティアAIモデル: 現時点で最も先進的な世代のAIシステム。
  • Generative AI Data Engine: 高度なAIモデルの学習に使われる高品質データセットを供給するScale AIのシステム。