年間の純実現損失は約136,000 BTCまで低下したが、過去サイクルの下落局面を大きく下回っている。モレノ氏は、実現時価総額とETFフローの低下も典型的な投げ売りを示すものではないと述べた。
フリオ・モレノ氏によると、ビットコイン投資家は1年ローリングベースでようやく純実現損失に転じた段階にあり、市場はなお過去のサイクル底に見られた規模の投げ売りを経験していないことを示している。モレノ氏は、年次のローリング合計が純実現損失136,000 BTCまで低下した一方、過去の下落局面では130万BTCと370万BTCに達していたと述べた。現在の損失水準は、これら過去の極端な局面のそれぞれ約10%、4%にとどまり、今回は異例に軽微なサイクルであるか、なお一段の下落余地があることを示唆しているという。モレノ氏はまた、実現時価総額の低下は必ずしも損失確定の証拠とは読めないと指摘した。同指標はビットコインを最後に移動した時点の価格で評価するため、短期保有者がより低い価格で売却しても、なお利益を確保している場合には低下し得るためである。さらに、ビットコインETFの需要がこの動きを下支えしているとの見方も退け、現在の弱気相場ではETFは純売り手になっていると述べた。こうした発言は、K33 Researchが7月の取引活動の異例の弱さが取引所収益を圧迫していると警告する中で出たもので、Vetle Lunde氏はビットコインが2023年11月以来で最も静かな月に向かっていると指摘している。