7月下旬のXRPデータでは、バイナンスの大口・個人投資家スプレッドが中央集権取引所の基準値を上回り、出金比率は2021年2月以来の高水準に達した。一方で、バイナンスへの流入は過去最低となり、現物XRP ETF需要も鈍く、8月の見通しを左右する構図となった。
7月30日、バイナンスにおけるXRPの大口対個人投資家スプレッドは45%に上昇し、中央集権取引所全体の合算値35.9%を6月7日以来初めて上回った。これにより、バイナンスは市場全体の基準を9.1ポイント上回った。翌日には、バイナンスの7日平均ベースのXRP出金取引比率が55.6%に上昇し、2021年2月以来の最高水準を記録した。中央集権取引所全体でも合算値は54%に達した。一方、入金取引比率はバイナンスで44.3%、中央集権取引所全体で45.95%へ低下し、いずれも2021年2月以来の最低水準となった。 別途、アナリストのDarkfostは、バイナンスへの月間平均XRP流入量が約360万XRPまで減少し、過去最低の月間水準になったと指摘した。これは、売却目的でトークンを取引所へ移す意欲が低下している可能性を示す。XRPは7月に3.8%超上昇し、2カ月連続の下落に終止符を打ったが、ビットコインの約9%上昇やイーサリアムの約20%上昇には及ばなかった。Darkfostは、売り圧力の弱まりがXRPの1ドル超での下値支持形成を後押しする可能性がある一方、持続的な強気トレンドには需要の本格的な回復がなお必要だと警告した。 季節性と機関投資家資金の流れは引き続き逆風となる可能性がある。SoSoValueによると、8月は歴史的にXRPの最も弱い月で、平均リターンは0.43%、過去4年連続で月間下落となっている。また、現物XRP ETFへの7月21営業日間の純流入は約1960万ドルにとどまり、11営業日は資金流入がゼロ、7月1日と7月8日には流出となった。これらの取引所指標はXRPの数量や確認済み純資金フローではなく取引件数を追跡しているため、取引所行動の構造変化を示してはいるものの、それだけで蓄積や取引所外への純資金流出を証明するものではない。