LinkedIn、「AIスロップのようだ」報告オプションを7月30日に追加

新ツールにより、ユーザーは機械生成と疑われる投稿にフラグを付けられるようになる。LinkedInは低品質な自動生成コンテンツの表示抑制に向けた取り組みを拡大するとともに、自社のAI文章作成機能の一部も縮小している。

要約

LinkedInは7月30日、「AIスロップのようだ」という報告オプションを導入し、ユーザーが低品質なAI生成コンテンツと思われる投稿を各投稿の3点メニューから報告できるようにした。報告すると当該コンテンツは直ちに報告ユーザーの表示画面から非表示となり、「興味なし」シグナルと同様に扱われてアルゴリズム上の到達範囲を縮小するほか、LinkedInの検出モデルの学習にも活用されると、最高製品責任者のハリ・スリニバサン氏は述べた。今回の措置は、Microsoft傘下の同プラットフォームがより本物の人間同士の対話を取り戻そうとする中で、2026年5月以降強化してきた広範なモデレーション強化策を拡大するものである。Pangramによると、長文のLinkedIn投稿の40%超が完全にAI生成と判定され、主要ソーシャルネットワーク全体で同社が検出したAI生成コンテンツの約62%がLinkedInに集中していた。LinkedInはまた、AIスロップとその他の低品質コンテンツを識別する新たな機械学習分類器も導入しており、おすすめフィードやユーザーの直接のネットワーク外にあるコンテンツでの表示を減らしている。並行する製品戦略の見直しとして、同社はユーザーの声を維持しながら文法とスペルの修正に重点を置く校正機能へ移行するため、生成AIによる書き換えツール「Enhance your post」を終了する。スリニバサン氏はAIスロップを「最優先課題」と位置付け、この問題は定義が難しく常に変化しているとした上で、大規模な人為的エンゲージメント誘導の抑制に向け、LinkedInはユーザーの判断と自動化システムの双方に依拠していると述べた。

用語解説
  • 機械学習分類器: AI生成が疑われる投稿や低品質な投稿など、コンテンツを分類するよう訓練されたアルゴリズム。
  • アルゴリズム上の到達範囲: プラットフォームの推薦システムが投稿をユーザーにどの程度広く配信するかを示す概念。
  • ダウンランキング: 投稿を完全に削除せずに、フィード内での表示を抑えること。