アマゾンのAWS売上高が37%増、マイクロソフトとアルファベットもクラウドで大幅増収

アマゾンのAWS売上高が37%増、マイクロソフトとアルファベットもクラウドで大幅増収

アマゾンによると、第2四半期のAWS売上高は422億ドルに達した。顧客がより多くのワークロードをクラウドへ移行し、その上にAIサービスを重ねていることが、Bedrockと中核インフラへの需要加速を後押ししている。

ファクトチェック
アマゾンの2026年第2四半期の公式決算発表(「Amazon.com Announces Second Quarter Results」)は、AWSの純売上高が前年同期比37%増となったことを直接確認しており、開示された四半期連続の成長率推移(17%、17%、20%、24%、28%、37%)は「5四半期連続の加速」を裏付けている。ロイターは、これがAWSにとって18四半期で最速の成長(すなわち2022年以降)であり、AI需要がそれを後押ししたと確認している。CNBCも37%という数値と巨額の設備投資支出を確認している。見出しの主張を構成する全要素は、一次情報と独立した報道によって裏付けられている。
要約

アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)の第2四半期売上高は前年同期比37.6%増の422億ドルとなり、18四半期で最も高い成長率を記録した。アマゾンによれば、顧客は既存インフラをクラウドへ移し、そのワークロードの上にAIサービスを構築している。こうした結果は、人工知能需要が旺盛なクラウド支出と業界全体の幅広いインフラ投資を支えていることを裏付けた。 AWSの売上高は前四半期比で46億ドル超増加し、受注残高は4960億ドルに達した。事業の年換算売上高は1690億ドルペースとなっている。アマゾンのアンディ・ジャシー最高経営責任者(CEO)は投資家に対し、世界のIT支出の約85%はいまだオンプレミスのサーバー上にあるとしつつ、今後10〜20年でその構図は逆転する可能性が高いと述べた。また、アマゾンが2026年の設備投資見通しを2000億ドルから2200億ドルへ引き上げる一方で、AWSは「いずれ年商1兆ドル規模の事業になる可能性が十分にある」との見方も示した。 アマゾンは、基盤モデルを展開するサービスであるBedrockがこの流れの恩恵を受けているとした。顧客のBedrock支出は第2四半期に、2023年の立ち上げ以降の過去全四半期合計を上回った。過去6カ月の新規顧客数は最初の2年間を上回り、AWSのAI事業は年換算売上高250億ドル超のランレートに達している。AWS顧客であるPGAツアーは、ShotLinkを含むシステムをAWSへ移行し、現在はBedrockを活用してベッティング向けプロフィール、AI生成の解説、そのほかファン向けコンテンツを提供しているとした。 マイクロソフトは2026年度第4四半期の売上高が18%増の900億700万ドルとなり、Azureの成長率は43%へ加速したと発表した。アルファベットはGoogle Cloudの売上高が82%増の248億ドルに急増したとし、アマゾンと同様に設備投資計画を引き上げた。市場予想を上回ったアマゾンの決算を受け、同社株は大きく上昇し、金曜日には15%超高となった。

用語解説
  • on-premise servers: クラウドではなく、組織が自社施設内に設置・運用する自社保有のコンピューティングシステム。
  • Bedrock: 基盤モデルの展開と生成AIアプリケーション構築のためのAWSサービス。
  • AI inference: 学習済みAIモデルを実行し、予測、要約、応答などの出力を生成するプロセス。