エリソン家、ParamountとWarnerの取引破談なら最大98億ドル負担も

カリフォルニア州での裁判と、2026年10月1日から1日700万ドルずつ発生するティッキングフィーが、Paramount SkydanceによるWarner Bros Discovery買収提案への圧力を強めている。

要約

Larry Ellison氏とその一族の信託は、Warner Bros Discovery Incの買収が不成立となった場合、Paramount Skydance Corpに対して最大98億ドルを補填する義務を負う可能性がある。取引が法的・規制上の抵抗に直面する中、これまであまり注目されてこなかった資金面の下支え策に再び関心が集まっている。内訳は、独占禁止法上またはその他の承認が得られず取引が頓挫した場合にWarner Brosへ支払う70億ドルの規制解除手数料に加え、Netflix IncがWarner Brosの買収追求を断念する見返りとしてParamountが2月に支払った28億ドルである。David Ellison最高経営責任者が率いるParamountは現在、クロージングの主要な障害として浮上したカリフォルニア州司法長官の訴訟を受け、裁判での決着に備えている。合併条件には、9月30日までに取引が完了しない場合、2026年10月1日から発生するティッキングフィーも含まれており、Warner Brosの株主に対して1日当たり約700万ドル、四半期当たり約6億5000万ドルの追加負担が生じる。今回の展開は、CBSやストリーミング事業を含むParamountと、HBOやCNNを傘下に持つWarnerの統合を目指すEllison氏の計画において、連邦および国際的な規制審査だけでなく、訴訟対応が日程を左右する中核要因になっていることを浮き彫りにしている。

用語解説
  • ティッキングフィー: クロージングの遅延に応じて増加する合併関連の支払い。
  • 規制解除手数料: 必要な規制当局の承認を得られず取引が不成立となった場合に支払われる手数料。