中国、「第15次5カ年計画」の計算力ネットワーク整備、直接投資4兆元押し上げの可能性

中国国家発展改革委員会(NDRC)は、計算力の急拡大を背景に中国のAI産業が上期に30%超成長したとし、企業主導のインフラ投資が民間資本の参入余地を生むとの見方を示した。

要約

中国国家発展改革委員会(NDRC)は、計算インフラ、大規模モデル、データ資源の急速な進展に支えられ、中国のAI関連産業が上期に30%超拡大したと発表した。7月31日の記者会見で、同委員会の蒋毅報道官は、第15次5カ年計画期間中の計算力ネットワーク整備が新たに4兆元の直接投資を生み出す可能性があるとの試算を示した。計算インフラへの投資の大半は企業主導であり、当局が計画面の指導や要素支援を強化するなか、民間投資に大きな余地が生まれるとの見方を示した。NDRCはこのほか、中国初の完全国产10万枚級AIスーパーコンピューティングクラスターが稼働を開始し、全国のインテリジェント計算力は6月末時点で前年同期の2.8倍に達したと説明した。さらに、DeepSeekやMoonshot AIなどの中国企業が1兆パラメーター級のオープンソース大規模モデルを公開し、中国国産大規模モデルの世界累計ダウンロード数は100億回を超えたとした。

用語解説
  • 第15次5カ年計画: 中国の次期5カ年経済計画期間。
  • NDRC: 中国の国家経済計画を担う中枢機関である国家発展改革委員会。
  • インテリジェント計算力: AIワークロード向けに用いられる計算能力。