キオクシア、AI需要でNANDフラッシュ追い風の四半期営業利益1兆2700億円も予想未達

キオクシア、AI需要でNANDフラッシュ追い風の四半期営業利益1兆2700億円も予想未達

データセンター向けストレージ需要を背景に4〜6月の売上高と利益は急増したが、7〜9月の強気見通しと1対3の株式分割でも、バリュエーションや契約の可視性を巡る疑問は払拭されなかった。

ファクトチェック
この主張は4つの独立した情報源で裏付けられている。CHOSUNBIZとBigGo Financeはいずれも同一の数値を報じており、キオクシアの2026年度4〜6月期の四半期営業利益は1.27兆円(前年同期比約28倍)、売上高は1.7671兆円(415.5%増)、純利益は8422億円で、AIデータセンター向けストレージ需要とNANDフラッシュの平均販売価格上昇が押し上げ要因となった。両社はまた、業績がブルームバーグの市場予想(営業利益1.3701兆円を7.3%下回る)および会社計画に届かなかったことも確認している。加えて、7〜9月期のより強い見通し(売上高2.39兆円、営業利益1.89兆円、純利益1.27兆〜1.34兆円)と、10月1日発効の1株を3株にする株式分割も確認されている。BlockBeatsとOdailyも、純利益の数値、予想未達という評価、株式分割を裏付けている。唯一の小さな不正確さは、1.27兆円が4〜6月期の営業利益であると同時に7〜9月期の純利益予想の下限でもある点だが、この主張はそれを四半期営業利益として正しく特定している。
要約

キオクシアホールディングスは、生成AI向けデータセンター需要がNANDフラッシュ価格とストレージ販売を押し上げたことを受け、2026年度第1四半期の売上高が前年同期比415.5%増の1兆7700億円、営業利益が約28倍の1兆2700億円になったと発表した。親会社株主に帰属する四半期純利益は8422億円と、前年同期の183億円から大幅に増加した。それでも、業績はBloomberg集計のConsensus予想である売上高1兆8400億円、営業利益1兆3700億円を下回り、会社計画の営業利益1兆3000億円にも届かなかった。キオクシアは7〜9月期について、売上高2兆3900億円、営業利益1兆8900億円と一段の改善を見込んでおり、市場の純利益予想は1兆3400億円となっている。投資家はまた、AI主導のメモリー需要の持続性を見極める重要指標とされる長期供給契約について、同社がより詳細な情報を開示するかにも注目している。取締役会は10月1日付で1対3の株式分割を承認した。

用語解説
  • NAND flash: ソリッドステートドライブなどのストレージ製品や、データセンター向け機器で使われるメモリーチップの一種。
  • enterprise SSD: 性能と信頼性が重視される企業用途やデータセンター用途向けに設計されたソリッドステートドライブ。
  • Long-Term Supply Agreements: 半導体メーカーと顧客の間で供給条件を固定する複数年契約で、収益の見通しやすさを測る材料として用いられることが多い。