nVent、データセンター向け液冷でミネソタ州に11.7万平方フィート施設を開設

ブレインの拠点は2026年初めに稼働を開始し、AIインフラが熱管理システムの導入加速を促す中、nVentの液冷製造能力を2倍に引き上げた。

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要約

nVent Electricは、ミネソタ州ブレインでデータセンター向け液冷システムに特化した11.7万平方フィートの製造施設を稼働させている。同社によれば、この取り組みにより2026年4月末までに液冷の生産能力は2倍になった。施設は2025年9月3日に発表され、2026年初めに稼働を開始し、過去2年間で2度目の拡張となった。 AIサーバー、とりわけNVIDIAのBlackwellのようなプラットフォームがデータセンターの熱負荷を押し上げており、高密度な計算環境では液冷の重要性が増している。データセンターにおける液冷の導入率は2024年の約10%から2025年には20%超へ上昇すると見込まれる一方、市場規模は2026年の40億7000万ドルから2033年には276億5000万ドルへ拡大し、年平均成長率は31.5%に達する見通しである。 nVentによると、製品群には冷却材分配ユニット、リアドア熱交換器、ラックマニホールド、高密度電源ソリューションが含まれる。同社は世界で2ギガワット超の液冷容量を導入しており、この分野で15年以上の実績を持つとしている。2026年6月には、DSX Vera Rubinプラットフォームを含むNVIDIAのAIデータセンター向けに、Siemensと共同のリファレンスアーキテクチャに採用された。 今回の拡張は、AIインフラとビットコイン採掘の重なりも浮き彫りにしている。Core Scientific、Hut 8、IRENなどの事業者は、高密度な計算負荷に伴う冷却需要が共通していることから、インフラの一部を高性能計算やAIホスティングへ振り向けている。

用語解説
  • 液冷: 空気の代わりに液体を使って計算機器から熱を除去する熱管理手法。
  • リファレンスアーキテクチャ: 特定の用途に向けて技術をどのように組み合わせられるかを示す標準化されたシステム設計。
  • 高性能計算: 大規模で複雑な処理を非常に高速で実行するために設計された先進的な計算インフラ。