
USDT発行体は地金価格が軟化する中でも第2四半期に金準備を過去最高の146トンへ積み増した一方、利益は減少し、収益創出に向けて金貸し取引を進めた。
テザー(USDT)は6月末までの3カ月間で金14トンを購入し、保有総量を約188億ドル相当の過去最高146トンへ引き上げた。これにより、銀行や国家主体を除く既知の機関投資家として最大の金保有者としての地位を一段と強めた。購入量は第1四半期の6トンから加速した一方、第2四半期の金価格には下押し圧力がかかっていた。最新の四半期準備資産証明では、この四半期に新たに約5億ドル分のUSDTが発行されたことも示された。別途、同社は営業純利益が約15億ドルだったと報告したが、前年同期の49億ドルから減少した。現物地金の積み増しと並行して、テザー(USDT)は出資先である米貴金属ディーラーのGold.comを通じた金貸し取引により、保有資産の収益化も模索している。