
7月下旬の株式市場急落で仮想通貨の売買代金は一時持ち直したが、半導体株の激しい値動きに個人投資家の関心が株式へ向かったことで、ウォン建て取引所の活動は低調なままだった。
韓国のウォン建て仮想通貨取引所5社の上半期取引高は約3665億8000万ドルとなり、国内個人投資家の活動低迷と流動性のUpbit集中が続くなか、前年同期比54.6%減となった。7月1日から30日までの5社合計取引高は138億7000万ドル、約20兆3900億ウォンで、1日平均売買代金は6797億ウォンだった。これをKOSPIの取引日に合わせると7027億ウォンとなり、株式市場の日次平均売買代金36兆2700億ウォンのわずか1.94%にとどまった。 最新データは、韓国で高ボラティリティを志向する個人売買が株式へ移行するなか、仮想通貨が従来の魅力を失いつつあることを示している。特にサムスン電子とSKハイニックスは、6万5000ドル前後で比較的落ち着いて推移したビットコインを上回る値動きを示した。7月1日から30日にかけて、KOSPIの日次平均絶対変動率は4.27%、サムスン電子は5.44%、SKハイニックスは6.85%だった一方、指数は期間中に32.6%下落した。 仮想通貨の取引高は7月中旬まで弱含み、その後月末にかけて株安の激化とともに持ち直した。5取引所の1日平均売買代金は7月1〜10日に7031億ウォンだったが、7月11〜20日には5232億ウォンへ低下し、その後7月21〜30日には8129億ウォンへ回復した。もっとも、持ち直しはKOSPIが急落した7月28日と29日に集中しており、取引高はそれぞれ1兆4200億ウォン、1兆2200億ウォンに達した後、7月30日には66.5%減の4096億ウォンへ落ち込んだ。市場関係者は、この動きは仮想通貨取引全体の回復ではなく、株式市場の混乱に対する一時的な反応を示すものだとみている。 こうした減速の背景には、Upbitの市場シェア上昇と小規模取引所による新たな収益源の模索があるほか、ク・ユンチョル企画財政相が3度の延期を経たうえで、2027年1月1日から仮想通貨の譲渡益課税を実施すると確認したこともある。株式市場のボラティリティ上昇は個人投資家の集中リスクも浮き彫りにしており、7月28日までの期間における個人の純買い総額の86.9%をサムスン電子とSKハイニックスが占めた。その後、7月31日にKOSPIが過去最大の反発を記録すると、外国人投資家の大幅買い越しと個人の売り越しが発生した。