CMEの異議申し立てを受け、SECがナスダックによるQBTCビットコイン・オプション承認を凍結

CMEの異議申し立てを受け、SECがナスダックによるQBTCビットコイン・オプション承認を凍結

SECは、ナスダックのビットコイン・オプション承認を見直すよう求めるCME Groupの申し立てを認め、仮想通貨デリバティブにとどまらない影響を持つ管轄権争いについて委員会が判断する間、この商品を保留とした。

BTC

ファクトチェック
中核となる主張は、SEC(証券取引委員会)/連邦官報の一次記録と2つの報道機関によって裏付けられている。連邦官報の文書は、QBTCのティッカー、CME CFベンチマークに基づく現金決済型のビットコイン指数オプションの構造、そしてSEC(証券取引委員会)とCFTC(商品先物取引委員会)の共同管轄に関してはCFTC(商品先物取引委員会)の適用除外措置が明示的な条件となっていることを確認しており、これは主張が述べるまさにその管轄上の論点である。CoinDeskは、CME (Chicago Mercantile Exchange) がビットコインはCFTC(商品先物取引委員会)の管轄下にあるコモディティーだと主張したことを受け、SEC(証券取引委員会)が承認を再審査することを確認している。LCXは、QBTC承認の凍結と8月24日の意見募集期限を確認している。主要な要素(QBTC、SEC(証券取引委員会)による凍結・再審査、CME (Chicago Mercantile Exchange) の異議申し立て、SEC(証券取引委員会)対CFTC(商品先物取引委員会)の管轄、8月24日までの期間)はいずれも裏付けられている。
要約

米SEC(証券取引委員会)は、現金決済型のビットコイン指数オプション商品であるQBTCのリスティングを認めたNasdaq PHLXの承認について、CME Groupの再審査請求を認めた。これにより、これまでの職員レベルでの承認は停止されたままとなり、SEC委員会全体が本件を検討することになる。一般からの意見提出期限は8月24日だが、最終判断の期限は示されていない。 争点は、ビットコイン価格指数に直接連動するオプションが証券市場のルールの下で取引できるのか、それともビットコインが非証券の商品と見なされているため、CFTC(商品先物取引委員会)の監督下に専属的に属するのかという点にある。CMEは、ナスダックが、指定契約市場、スワップ執行施設、デリバティブ清算を規律する商品関連の枠組みの下で登録することなく、CME自身のビットコイン・デリバティブと経済的に同等の商品の提供を認められることになると主張している。 ナスダックが提案する契約は現金決済型で、満期時に行使可能となる。日中価格はCME CF Bitcoin Real Time Indexに連動し、最終決済はCME CF Bitcoin Reference Rateのニューヨーク版に基づく。各契約は、おおむね1ビットコインに相当する参照エクスポージャーを提供する。SECが最終的に承認を維持したとしても、取引開始にはなお、リスティングと清算のためのCFTCによる適用除外措置に加え、Options Clearing Corporationの文書整備と承認手続きが必要となる。 この事案は、証券取引所がSECとCFTCの共同監督を活用し、これまでCFTC規制下の商品デリバティブに限られていた市場へ参入できるかどうかを問う、より広範な試金石となっている。CMEは、SEC職員の解釈が、すでにETFを通じて証券市場でのエクスポージャーがある金、原油、トウモロコシ、小麦といった商品に連動する商品にも、ビットコインを超えて広がる可能性があるとしている。

用語解説
  • 現金決済型ビットコイン指数オプション: ビットコインの受け渡しを必要とせず、ビットコイン連動のベンチマークに基づいて現金で決済されるオプション契約。
  • Commodity Futures Trading Commission: 商品に連動する先物、スワップ、その他のデリバティブを監督する米国の規制当局。
  • SECとCFTCの共同監督: 同じ金融商品に対してSECとCFTCの双方が権限を持つ規制上の枠組み。