KOSPI・KOSDAQ銘柄の7割、7月の急落で下落

KOSPIは月末の反発にもかかわらず世界金融危機以降で最悪の月間成績となり、個人投資家は大量買いから過去最大の売り越しへ転じた。背景には、サーキットブレーカーの相次ぐ発動や、個別株レバレッジETFと政策への反発があった。

要約

半導体サイクルへの懸念と中東の地政学リスクを受け、6月30日から7月31日にかけて韓国のKOSPIとKOSDAQに上場する企業の10社中7社が下落した。韓国取引所によると、上場企業2,645社のうち1,859社が下落し、内訳はKOSPIが917銘柄中566銘柄、KOSDAQが1,728銘柄中1,293銘柄だった。KOSPIは22.2%、KOSDAQは21.4%下落し、金曜日の18%反発後でも2008年10月以来の最大の月間下落率となった。ブルームバーグによると、5月と6月にKOSPI株を約78兆ウォン(542億ドル)買い越していた個人投資家は、7月には市場で4度のサーキットブレーカーが発動されるなか、個別株レバレッジETFや政府政策への不満の高まりを背景に、過去最大の売り越しに転じた。大信証券とキウム証券のアナリストは、利益モメンタムが維持されるなかでも市場は売られ過ぎの領域に入ったと指摘した。イ・ギョンミン氏は、KOSPIの12カ月先予想PERが4.7倍と2000年以降で最低水準に低下したと述べた。ストラテジストらは、7月31日に海外投資家が7兆ウォン超を過去最大規模で買い越した一方、個人投資家は8兆ウォン超を過去最大規模で売り越しており、8月の反発は海外勢の買いに大きく左右されるとの見方を示した。

用語解説
  • KOSPI: 韓国の主要株価指数。
  • KOSDAQ: 韓国の新興・ハイテク株中心の市場。
  • forward P/E ratio: 株価を将来予想利益と比較するバリュエーション指標。