サムスン、メモリー販売の60%〜70%を長期契約化と米BofA

野村証券とバンク・オブ・アメリカは、AIサーバー需要でDDR5とNAND市場が押し上げられる中、サムスンのメモリー事業見通しを供給側に有利な契約とDRAM・NAND価格の上昇に結び付けた。

要約

サムスン電子はメモリー販売の60%〜70%を、供給側に有利な価格条件を備えた長期供給契約の下に置いていることが、バンク・オブ・アメリカのリポートで明らかになった。こうした枠組みは、足元の価格変動を抑えつつ、市場回復局面での上振れ余地を維持する可能性がある。BofAによると、これらの契約では四半期ごとの値下げ幅が約5%に抑えられる一方、10%〜20%の値上げは可能で、AIサーバー需要の強さとメモリー価格の急騰がこれを支えている。16Gb DDR5のスポット価格は前年比733%上昇して51ドル、1Tb NANDウエハー価格は415%上昇して26.4ドルとなった。別個に、BlockBeatsは8月2日、アナリストのJukanが野村証券のリポートを引用し、サムスンの営業利益予想が約391兆KRWから635兆KRW、さらに774兆KRWへ引き上げられたと伝えた。フリーキャッシュフローは296兆KRWから456兆KRW、563兆KRWへ増加する見通しで、株主還元利回りは11.2%から17.6%、22.3%へ上昇するとした。

用語解説
  • DDR5: 新世代のDRAMメモリー規格。
  • NAND: チップや機器で使われるフラッシュメモリー。
  • フリーキャッシュフロー: 事業運営と設備投資の後に残る現金。