
ソニーとマーベルの最新スパイダーマン作品が達成したこの節目は、チケット価格の上昇と若年層の観客が世界興行収入を押し上げるなか、10億ドル作品の本数でみてコロナ禍後のハリウッドで最も好調な年をさらに後押ししている。
『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』の世界興収が10億ドルを突破し、ユニバーサルの『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』、ライオンズゲートの『Michael』、ディズニーとピクサーの『トイ・ストーリー5』に続き、2026年で4本目にこの大台に達した作品となった。アナリストによると、この本数は新型コロナウイルスのパンデミック以降、単年での10億ドル作品としては最多であり、標準料金とプレミアム料金のチケット価格上昇が興行収入を押し上げているなかでも、2019年の興行水準への回帰をなお模索する業界にとって前向きな兆候である。 ユニバーサルの『The Odyssey』は日曜日時点で世界興収9億1200万ドルに達しており、少なくとも9月半ばまでは上映が続く見通しである。一方、アナリストはワーナー・ブラザースの『Dune: Part Three』とディズニーおよびマーベルの『Avengers: Doomsday』も今年後半に加わる可能性があるとみている。月曜日時点で米国内興行収入は62億ドルとなり、市場は7年ぶりに100億ドルを超えるペースにあるものの、なお2019年を11%下回っている。EntTelligenceによると、Imax、Dolby Cinemas、ScreenX、4DXといったプレミアム・ラージ・フォーマット上映が実績の下支えに寄与しており、2025年の米国内チケット販売に占めるこれらのフォーマットの比率は16%と、2024年の15%、2023年の13.8%から上昇した。