2年物国債利回りが1.540%に到達、1995年5月以来の日中最高水準

日銀の追加利上げ観測に伴う幅広い売りを受けて日本国債利回りは変動し、10年物利回りは2.8%を上回った後、押し目買いが戻る中で2.795%へ低下した。

要約

日本国債市場では、日銀が先週、6月の25ベーシスポイントの利上げに続いて政策金利を1%に据え置いた後、投資家が日銀のさらなる引き締め観測を強めたことで、幅広い年限で大きな値動きがみられた。2年物国債利回りは1.540%まで上昇し、1995年5月以来の日中最高水準を付けた。一方、10年物利回りは2.8%を上回り、3日午前に2.805%に達した後、買いが戻ったことで4日午前には2.795%へ低下した。当局者はインフレの上振れリスクを強調し、植田和男総裁はインフレ上振れへの警戒を維持することが「これまで以上に必要だ」と述べた。一方、その後は米金利の落ち着きや原油高の一服が利回りの低下要因となった。

用語解説
  • JGB: 日本国債。日本が短期債から長期債までの各年限で発行するソブリン債務証券。
  • Bank of Japan policy rate: 日銀の政策金利。6月に25ベーシスポイント引き上げた後、1%に据え置いた指標となる短期金利。
  • OIS market: OIS市場。将来の短期金利見通しを測るために用いられる、オーバーナイト・インデックス・スワップのデリバティブ市場。