
米日が数十年ぶりに協調して円買いを実施した後、USD/JPYは156.50前後まで反落した。アナリストは、円高とキャリートレードの巻き戻しリスクが引き続きビットコインの値動きを圧迫する可能性があると指摘している。
米ドル/円(USD/JPY)は8月3日、15分間で下げ幅が170ポイントに拡大し、日中では1%超下落して、5月6日以来初めて156を割り込んだ。米国と日本は先週、1998年以来初となる協調的な円買い介入を実施し、日本財務省が大規模介入に踏み切る一方、ニューヨーク連銀は米財務省の代理としてゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーなどの銀行を通じてユーロを売り、円を買った。米財務長官のスコット・ベッセント氏は、先週金曜日の協調為替行動は円の無秩序な変動に対処することが目的だと述べ、円安定化に向けた日本の市場および通貨面の措置を米国が強力に支援するとした。市場ではさらに、追加の協調介入や、円を支えるために米連邦準備制度理事会のFIMA Repo Facilityの活用を促した同氏の発言にも注目が集まった。円高進行とドル指数(DXY)の99.50近辺への低下を受け、投資家の間では円キャリートレード解消への懸念が強まり、ビットコインは数時間で2%超下落して6万2322ドルとなり、日中安値は6万2275ドルを付けた。BeInCryptoが引用した分析では、2026年のビットコインの主要な売り局面が日本当局による円防衛のタイミングと完全に重なっているとされ、市場では円高の一段の進行とキャリートレード反転がビットコインを5万ドル近辺まで押し下げる可能性が警戒されている。一方で、ドル安が全体の流動性改善を促せば、リスク資産がなお支えられる可能性があるとの見方もある。