インドのサービス業成長、内需の軟化で2022年2月以来の低水準に減速

インドのサービス業成長、内需の軟化で2022年2月以来の低水準に減速

HSBCの7月PMI調査によると、輸出受注が改善し企業が販売価格を引き上げる中でも、サービス業、製造業、経済全体にわたって拡大ペースは鈍化した。

ファクトチェック
複合的な主張を構成する3つの要素はいずれも、依頼者が提示したTrading Economicsのソースページによって直接裏付けられている。インドネシアのソースは、拡大への回帰(PMIは46.9に対して50.2)を確認している。日本のソースは、PMIが速報値の54.7から54.5へとわずかに下方修正された一方、引き続き力強い拡大局面にあることを確認している。フィリピンのソースは、需要と新規プロジェクトに支えられ、7月の拡大が50.9から51.8へと加速したことを確認している。独立したウェブ検索でも、6月の基準値と、日本の速報値から確報値への修正経路が裏付けられている。
要約

インドのサービス業は7月に勢いを失い、S&Pグローバルが集計したHSBCインド・サービス業PMIは6月の57.4から53.3へ低下し、2022年2月以来の低水準となった。減速は経済全体に広がり、HSBCフラッシュ・インド総合PMI産出指数は57.1から54.3へ鈍化して2022年3月以来の低水準となり、製造業PMIも54.2から53.5へ低下し、2021年8月以来の低水準となった。 内需の軟化がサービス業活動の主な重しとなった。新規事業流入の伸びは2022年2月以来の低水準となり、企業は競争激化と国内顧客からの新規問い合わせ減少を報告した。一方で、新規輸出受注は加速し、UAE、英国、米国からの需要に支えられた。 調査では、サービス業の雇用が緩やかに増加し、投入コストのインフレが鈍化する一方で産出価格インフレが上昇したことも示され、企業が引き続きコストを価格に転嫁していたことがうかがえる。企業景況感は7カ月ぶりの低水準に低下した。7月のデータは主に7月8日から7月27日にかけて収集されており、投資家は現在、サービス業活動が50台前半で安定するのか、それとも50割れの縮小局面に向けてさらに弱まるのかを注視している。

用語解説
  • サービス業PMI: サービス業の事業活動を追跡する購買担当者景気指数で、50を上回ると拡大、50を下回ると縮小を示す。
  • 総合PMI産出指数: サービス業と製造業の活動を組み合わせ、民間部門の産出成長ペース全体を示す調査ベースの指標。
  • 産出価格インフレ: 企業が商品やサービスについて顧客に請求する価格を引き上げるペース。