
インドの新たな引けオークションによりNifty 50の変動が激しくなり、Sensexとのまれな乖離が拡大するなか、トレーダーやファンドマネジャーは見直された引け値に適応を進めている。
インドの主要株価指数Nifty 50は、先物取引・オプション契約のある銘柄を対象とした新たな終値決定メカニズムの導入以降、大きく変動している。これにより、Sensexとのまれな乖離が3営業日連続で生じ、トレーダーに損失をもたらしている。この改革では、対象銘柄について通常取引終了後のインド標準時午後3時15分にクロージング・オークション・セッションが始まり、注文受付は午後3時28分から3時30分までのランダムな時点で締め切られ、その後、売買を付け合わせて公式終値を決定する。先物取引・オプション契約のない銘柄については、継続取引の最後の30分間の売買平均に基づく従来の手法が引き続き用いられる。 インド国立証券取引所(NSE)は、2つの取引所がそれぞれ独立した注文簿を持つため、株価は取引所間で異なる可能性があり、基準指数の終値の乖離を広げ得ると説明した。特にNifty 50はHDFC銀行、ICICI銀行、リライアンス・インダストリーズの構成比率が高く、3銘柄で指数の27%超を占めているためである。取引所はまた、構成比率の違いや、NSEの方がBSEより機関投資家の現物市場での取引量が多いことも、乖離を拡大させる要因になり得ると述べた。市場参加者は、市場が調整するにつれてこの乖離は縮小するとみており、コタック・ミューチュアルファンドも、当初は変動性や一時的な価格のゆがみが生じても、価格形成の非効率性は時間の経過とともに緩和されるはずだと述べた。ロイターはまた、規制当局がこの制度を直ちに見直す可能性は低く、問題は近く落ち着くと見込んでいると報じた。