
ランドは1ドル=16.4ランド前後で推移し、インフレ率がSARBの目標レンジを上回る中でも、貴金属価格の上昇に支えられて7月22日以来の高値圏を維持した。
南アフリカ・ランドは1米ドル=16.4ランド前後で取引され、金や白金族金属など主要貴金属の価格上昇に支えられ、7月22日以来の高値圏に近づいた。中東での外交的進展の兆しを受け、インフレや追加利上げへの懸念が和らぎ、リスクセンチメントの下支え要因となった。ランドは、南アフリカ準備銀行が7月23日にインフレリスクの高まりを警告しつつ予想外に金利を据え置いたことを受け、対ドルで3カ月ぶりの安値まで下落していた。その後もインフレ圧力は高止まりしており、6月の総合インフレ率は2年ぶりの高水準となる5.0%に上昇し、コアインフレ率も2024年9月以来の高水準となる4.1%に加速した。いずれもSARBの3%±1パーセントポイントの目標レンジを上回った。