
このドライブスルー型コーヒーチェーンは売上高とEBITDAが予想を上回り、通期ガイダンスも引き上げたが、投資家が成長鈍化と割高なバリュエーションを見極める中で株価は下落した。
ダッチ・ブロスは第2四半期決算でウォール街予想を上回る結果を示し、通期の売上高と調整後EBITDAのガイダンスも引き上げたが、投資家が成長見通しの鈍化と株価の割高感に注目したため、株価は下落した。オレゴン州に本拠を置くドライブスルー型コーヒーチェーンの2026年6月に終了した四半期の売上高は5億5090万ドルで、前年同期比32.5%増となり、アナリストのConsensusである5億2630万ドルを上回った。一方、GAAPベースの1株利益は0.28ドルで予想に一致した。調整後EBITDAは1億1370万ドルに達し、予想の1億610万ドルを上回り、マージンは20.6%となった。経営陣は通期売上高見通しの中央値を従来の20.7億ドルから約21.2億ドルへ引き上げ、これは発表時点のセルサイドのConsensusをおおむね1.5%上回る水準であり、調整後EBITDA見通しもアナリスト予想の3億7830万ドルを上回る約3億8750万ドルへ引き上げた。既存店売上高は5.8%増と前年同期の伸び率から変わらず、ダッチ・ブロスが店舗網を急速に拡大する中でも既存店の需要が安定していることを示唆した。同チェーンの四半期末店舗数は1225店となり、前年の1043店から増加した。なお、2026年3月31日時点では25州で1177店に達していた。向こう12カ月の売上高成長率は約23.6%と、過去7年間の年平均成長率36.9%を下回ると見込まれており、決算発表前時点で約88億ドルと評価されていた同社には失望が許される余地がほとんどなかったことから、投資家はより慎重な見方を示したようである。