同社は2026年4-6月期の純利益2940億円で予想を上回り、通期見通し9200億円を据え置いた。一方、商品価格と円安が利益を押し上げた。
三井物産は2026年4-6月期に過去最高の第1四半期利益を計上した。とりわけ鉄鉱石を中心とする商品価格の上昇と円安が、資源比重の高い同社ポートフォリオ全体の利益を押し上げた。純利益は前年同期比53%増の2940億円となり、QUICK Consensus予想の2346億円を上回った。一方、営業収益も前年同期比で大幅に増加した。増益を主導したのは金属資源事業で、エネルギー事業も引き続き高い利益水準を確保した。三井物産は、2027年3月期の通期連結純利益見通しを9200億円に据え置き、前期比10%増を見込んでいるが、この見通しはロイターが集計した16人のアナリスト平均予想9749億円を下回っている。同社によると、4-6月期の進捗率は通期目標に対して32%だった。別途、三井物産は最大2000億円、または6000万株の自社株買いを発表した。これは自己株式を除く発行済み株式数の2.11%に相当し、8月5日から2027年1月29日まで東京証券取引所で取得し、その後2027年2月5日に取得した株式を消却する予定である。