Oculis、急性MS再発向けPrivosegtorの開発経路を支持するFDAフィードバックを取得

同社は、既存データが2026年第4四半期に予定する新たなIND申請を裏付け、神経保護候補の適用を視神経炎以外にも広げられると述べた。

要約

Oculisは、FDA(米国の医薬品規制当局)が、急性多発性硬化症(MS)再発を対象とするPrivosegtorについて前IND段階で前向きなフィードバックを示したと発表した。これにより、同社は既存データを相互参照でき、2026年第4四半期に予定するIND提出前に追加の前臨床試験を回避できる規制上の経路が支持されたとしている。 このフィードバックは、視神経炎や、歩行可能な患者における再発を含むその他の再発型を呈するMS患者を対象に、主要評価項目を最短3カ月時点とし、PIONEER-1と同じく3mg/kgを5日間連日投与する開発戦略を後押しするものである。 Privosegtorは、神経保護の可能性を持つペプトイド低分子候補であり、視神経炎を対象とした第2相ACUITY試験データで、視機能の改善、網膜神経節細胞層の完全性維持、ならびに軸索損傷のバイオマーカーであるニューロフィラメント値の低下が示されたことを受け、Oculisの視神経障害向け承認申請に向けたPIONEERプログラムで既に開発が進められている。 Oculisは2026年第4四半期にR&D Dayを開催し、急性MS再発プログラムの概要を示すとともに、PIONEERに関する投資家向け最新情報を提供する計画である。 同社はこの適応拡大を大きなアンメットニーズへの対応と位置付けている。米国では年間17万件の再発が推定されるにもかかわらず、MS再発に対して承認された神経保護療法は存在しないためである。

用語解説
  • IND: 治験薬申請
  • 視神経炎: 視神経の炎症
  • ニューロフィラメント: 神経損傷を示す血中バイオマーカー