ビットコイン、8月末に6万3000ドル超で弱気相場の底打ち確認か

10x Researchは、月末終値がその水準付近なら複数のサイクル指標が強気転換する一方、金利、米国債利回り、地政学的緊張を巡るマクロリスクは引き続き注目材料だと述べた。

BTC

要約

10x Researchによると、ビットコインは8月に月末終値が6万3000ドルを上回れば、弱気相場の底打ちを確認できる可能性がある。 同社創業者のマルクス・ティーレン氏は、Cointelegraphと共有した月曜付レポートで、ビットコインは7月をテクニカルな底打ちを確認するのに必要な水準を下回って終えたものの、6万3000ドル近辺で引ければ複数のサイクル指標が強気転換すると述べた。分析時点でビットコインは6万3140ドルで取引されており、反転シグナルを発生させるのに必要な値動きは小幅にとどまっていた。10x Researchは引き続きロングを支持する一方、ビットコインが主要なサポート水準と移動平均線を下回れば中立に転じるとしている。基本シナリオは米連邦準備制度が金利を据え置くというものだが、10年債利回りがさらに上昇すれば9月利上げを迫られる可能性があり、イラン情勢も予測不能なリスクだという。同社はまた、一部のマイナーが人工知能分野へ軸足を移すなか、約10万BTCの売り圧力が生じる可能性があり、ビットコイン・トレジャリー企業のポジション解消からも追加供給が出ると指摘し、より大きなリスクはマクロ経済環境にあるとした。これとは別に、Grayscaleの調査責任者ザック・パンドル氏は7月22日付レポートで、ビットコインは従来の4年サイクルが示唆するより早く底打ちした可能性があり、その場合、サイクルの安値は9月か10月になると述べた。パンドル氏は、FRBの政策を含むマクロ環境が引き続きビットコイン価格の主な決定要因であり、底入れの時期を左右し得るとした。7月上旬には、K33がビットコイン供給量の半分超が含み損状態にあるとし、これも底打ちが近い兆候だとみていた。K33は、2017年、2018年、2022年には同じ水準に達してから13日から31日以内にビットコインが底打ちしたとしている。6月には、Swan BitcoinのCEO、コーリー・クリップステン氏が、長期保有者の保有残高が過去最高の1470万BTCに達したことも、ビットコインが底に近づいている兆候だと述べた。

用語解説
  • 移動平均線: 時間をかけた平均価格に基づくトレンドラインで、支持線や抵抗線の把握によく使われる。