第2四半期決算は予想を上回り、マリオットは2026年のRevPAR見通しを引き上げた。一方で、売上高は予想未達となり、中東の弱さが国際的な客室需要の重しとなった。
マリオット・インターナショナルは第2四半期に利益が予想を上回り、通期2026年の販売可能客室当たり収入(RevPAR)見通しを引き上げた。中東紛争に伴う国際動向の軟化にもかかわらず、世界の旅行需要に対する自信を示した形である。調整後1株利益は前年同期の2.65ドルから3.19ドルに増加し、アナリスト予想のConsensusである3.09ドルを上回った。一方、売上高は5%増の70億7000万ドルとなったが、市場予想の72億ドルには届かなかった。世界のRevPARは3.4%上昇し、米国・カナダのRevPARは平均客室単価の上昇を背景に5%上昇した一方、海外RevPARは0.5%低下した。社長兼最高経営責任者(CEO)のアンソニー・カプアーノ氏は、欧州での伸びを中東の43%減が大きく相殺したため、EMEAのRevPARは5%超低下したと述べた。一方、APECのRevPARは5%超上昇し、中国本土圏のRevPARは3%超上昇した。マリオットは2026年のRevPAR成長率見通しを従来の2%〜3%から3%〜3.5%へ引き上げ、通期の調整後EPS見通しも従来の11.38〜11.63ドルから11.64〜11.81ドルへ上方修正した。ただし、第3四半期の調整後EPS見通しは2.74〜2.82ドルと、アナリスト予想のConsensusである2.87ドルを下回った。期末時点で同社の施設数は1万件超、客室数は約181万4000室となり、開発パイプラインは過去最高の4186施設、約62万9000室に達した。マリオット・ボンヴォイ会員数は2億9500万人超であった。